米子市淀江町福岡の伯耆古代の丘公園で3日、鳥のさえずりに似た音を出すバードコール作りが行われた。親子連れら6人が参加し、完成したバードコールを手に公園内の野鳥観察を楽しんだ。
同公園は約40種類のハスの花が咲く公園として知られる。花だけでなく、四季折々に野鳥が飛び交う公園の魅力を知ってもらおうと初めて企画した。
日本野鳥の会鳥取県支部の山根正敬さん(73)が作り方を指導した。乾燥したサクラの枝を長さ5センチのサイズに切ってドリルで穴を開け、頭部がリング状になったボルトをねじ込んで完成。ボルトを回すと金属が木とこすれあって「キュッ、キュッ」とさえずりに似た音を出した。
参加者は公園を散策し、電柱に止まったノスリやバードコールの音に反応する鳥の様子などを観察。山根さんは「鳥の鳴き声を通して野鳥や自然に親しんでもらえたら」と呼びかけた。
長女の芽里ちゃん(4)と参加した米子市の徳永朱乃さん(37)は「簡単に作ることができて面白かった。鳥も反応してくれた」と満喫した様子だった。
公園ではハス池で見られるカワセミの写真展示も18日まで行われている。