安藤サクラ、一番好きなマティスに「勝手にご縁感じる」 仏バンスで解き放たれた 国立新美術館でアンバサダー

  •  内覧会に登場し、作品「花と果実」の前に立つ安藤サクラ=東京都港区の国立新美術館<(C)Succession H.Matisse>
  •  バンスのロザリオ礼拝堂の内部空間を再現した展示=東京都港区の国立新美術館<(C)Succession H.Matisse>
  •  内覧会に登場した安藤サクラ=東京都港区の国立新美術館<(C)Succession H.Matisse>

 国立新美術館(東京都港区)で14日~5月27日開催の展覧会「マティス 自由なフォルム」の内覧会に、公式アンバサダーを務める俳優安藤サクラが登場した。一番好きな芸術家というアンリ・マティスとの縁を感じたエピソードを披露した。

 昨年、カンヌ国際映画祭に参加し、約2週間フランスに滞在した際、友人の勧めでニースにも足を運ぼうと決めた日に、アンバサダーのオファーがあったという。その後、ニースのマティス美術館などを訪れたことで「とってもとっても勝手にご縁を感じております」と力を込めた。

 ニースに近いバンスで、マティスが手がけたロザリオ礼拝堂も訪れたといい、「今までは(礼拝堂に)身構えてしまうところがあったのですが、バンスでは、構える力も入らず、逆に解き放たれるような感覚になりました。マティスが創り出した空間が、軽やかに命をたたえていると感じ、心が躍り、特別な場所と感じました。忘れられません」と語った。

 今回の展覧会には、ロザリオ礼拝堂の内部を再現したコーナーがある。「正直、そこまでの期待はせずに来たら、いや、すごいと感じました。バンスで感じた、ほぐれていく感覚がそのままここにありました」と絶賛し...

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