鳥取県中部地区の写真団体「フォトMomo」(馬野聖一代表、11人)の第4回作品展が29日、倉吉市宮川町のコミュニティプラザ百花堂で始まった。四季折々の風景や日常を感性豊かに切り取った個性あふれる近作33点が並び、来場者の目を引きつけている。3月5日まで。
同団体は4年前に結成。月2回、写真家の川崎俊行さん(湯梨浜町)が講師を務める教室で学び、撮影会などで腕を磨いている。
吉信菊美さん(倉吉市)は、街中で見られる“笑顔”を想起させるような形状を撮影し「はにかみ笑い」と題して表現。散歩中に見かけた水面(みなも)の波紋や枯れ葉、草花を心象風景でとらえた尾崎信隆さん(三朝町)の作品は、命のサイクルをテーマにしている。
指導する川崎さんは「どれも自分のイメージを膨らませた作品。いろいろな個性があって楽しい。ぜひ、会場に足を運んでほしい」と話した。