鳥取、兵庫県境に位置する氷ノ山(1510メートル)で3日、「冬山登山にチャレンジ」(氷ノ山自然ふれあい館響の森主催)が行われた。青空の下、鳥取県内外から集まった参加者が澄んだ空気や雪と氷の世界を楽しんだ。
同館の冬の恒例イベントで、心配された雪不足も直前の降雪により解消。響の森を出発し、氷ノ山頂上や兵庫県側のスキー場が見渡せる氷ノ越周辺を往復するコースに一部変更して行われた。
参加者はスノーシューを着用し、ふかふかの新雪を踏みしめながら急こう配を登り切り、樹氷のトンネルをくぐったり、白銀の絶景に足を止めて写真撮影したりしていた。
先導した同館の高橋宏館長は「今年は多くの冬イベントが中止になったが、今日は絶好の天気に恵まれ、冬の氷ノ山の魅力を満喫してもらえた」と話した。