撮り鉄との共存可能か 「やくも」撮影スポットの沿線、マナー問題化

農繁期前に住民不安強く

  • 踏切近くの撮影スポットでカメラを構える撮り鉄の人たち。沿線関係者はピークに向けた対策を急いでいる=10日、日野町津地

 381系特急「やくも」の国鉄色や紫色車両のリバイバル運行が4月から6月にかけ順次終了するのを前に、JR伯備線の沿線では列車を撮影する「撮り鉄」が急増し、一部のファンのマナーが問題となっている。沿線住民の中には「地元と鉄道ファンがウィンウィン(相互利益)な関係に」と鉄道を観光資源につなげようとする動きもあるが、農繁期と重なり、混乱も予想されることから、さらなる対策を求める声も上がる。

 鳥取県西部を南北に走る伯備線。中でも日野町の根雨―黒坂駅間は、絶好の撮影ポイントが点在し、ファンから「ネウクロ」と呼ばれる“聖地”だ。しかし、リバイバル運行が始まってから撮り鉄が増え、撮影マナーも悪化。地元住民とのトラブルも発生している。

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