鳥取県西部犬猫センター完成 飼養室や展示室整備

 鳥取県西部地区の動物の愛護・保護などを行う施設として4月7日に開所する県西部犬猫センター「オーリブ」(米子市皆生温泉3丁目)の完成式と内覧会が25日に開かれた。イヌとネコで完全分離した飼養室や譲渡適性のあるネコが見られる展示室などが整備され、保護犬・猫の収容、飼養だけでなく動物愛護の普及啓発や譲渡促進にも取り組む。

 同センターでは成犬5匹以上、成猫15匹以上が収容できる。それぞれ5部屋ずつある飼養室はイヌとネコで完全分離し、感染対策を徹底した。ドッグランの設置や隣部屋への侵入防止に天井まで格子をはめるなど、ストレス対策にも考慮。そのほか、譲渡適性のあるネコが見られる展示室や動物愛護に関するイベントなどが開催できる研修室などを整備した。

 一般向けの開放時間は午後1~6時で、水、木曜は閉館。展示室にいるネコの見学や飼育に関する相談、ドッグランの利用が可能で、飼養室を見学する場合は予約が必要になる。

 式には池上祥子県統轄監や伊木隆司米子市長ら約20人が出席し、テープカットで施設の完成を祝福。運営するアニマルパートナーあうんの森安由美子代表は「開かれた施設として講習会やセミナーを頻繁に実施し、飼う前から最後のときまでを支える取り組みをしていきたい」と話した。4月6日にはオープニングイベントを実施する。

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