鳥取市安長の鳥取トヨペット鳥取店で20日、「春の体験型キッズイベント」があった。燃料電池を体験するコーナーなどで親子連れが環境や防災について楽しく学んだ。21日も開かれる。
県の協力で鳥取すいそ学びうむ(同市五反田町)の実験装置が会場に出張し、燃料電池を簡素化したモデルで水素と酸素で発電する仕組みを説明したほか、仮想現実(VR)ゴーグルを使って地震を体験するコーナーなどが用意された。
燃料電池のコーナーでは、手動モーターで発電した電流で水を電気分解して得た水素と酸素を化学反応させると、逆に発電して発光ダイオード(LED)電球がついたり、プロペラが回ったりすることに子どもたちは驚いていた。
散岐小6年の山田惺一朗君(11)は「水から電気ができることにびっくりした。水素で車が動くことも勉強になった」と話した。