現場の創意工夫を引き出す

 役立つ科学を求めて【生き抜く】「次世代型農業」

  •  高知大のビニールハウスでナスの栽培を説明する北野雅治。「日本には使われずに眠っている作物の研究データがたくさんある。それをAIで活用できればさらに発展できる」=2024年1月、高知県南国市
  •  高知県芸西村のビニールハウス。日の出前から明かりがともり、作業が行われているハウスも=2024年1月
  •  軒高が6メートルある大型のハウスで栽培される四万十みはら菜園のトマト=2024年1月、高知県四万十町
  •  

 朝、搾ったばかりの牛乳が排水路に次々と流されていく。生産過剰となり、横流しを防ぐため食紅で赤く染められて―。

 北海道のサロベツ原野で湿原を牧草地に変える研究をしていた当時20代の北野雅治(68)は、...

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