自殺ほう助の医師、父も「尊厳ある最期」

根強い反対の声、「境界から」(8)スイス

  •  スイス・バーゼル近郊の自宅で、尊厳ある最期について語るプライシック。背後に父親と写った写真が見える=2023年9月(撮影・沢田博之、共同)
  •  自殺ほう助合法化などへの反対を訴え、パリで行われたデモ。「看護は殺すことではない」「生きることは権利で、選択の余地はない」とのスローガンが掲げられた=2024年1月(撮影・沢田博之、共同)
  •  スイス・バーゼル

 画面の中で、高齢女性が笑っている。これから、お気に入りの場所へ出かけるかのように。だが、ベッドに横たわる女性の左腕には点滴が刺さる。自らストッパーを外せば致死薬が体内に流れ込み、約30秒で昏睡(こん...

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