インドで延長コードを一つ買うと、日本や米国、英国、欧州各地で使われるコンセントでも問題なく使える。「インクルーシブ(包摂的)」な社会が延長コードに反映されているとは。出自の違う人たちが共存するインドのたくましさのように思えた。インドは外交面でも非同盟中立の立場を崩さず、主要国との全方位外交を貫いている。
一方、多文化共生を目指す欧州連合(EU)に目を向けると、ここ数年、いくつもの国で移民や外国人を好まない極右勢力の台頭が目立つ。その流れに反発するデモも日常茶飯事だ。ただインドでもモスクの跡地にヒンズー教の寺院が建立されるなど、宗教対立をあおる動きは続いている。
理想論かもしれないが、全方位外交のインドなのだから、内政も全方位に力を発揮できないものか。その点では、欧州に模範を示すこともできるかもしれない。このほど行われた総選挙ではインド人民党(BJP)中心の与党連合が勝利し、モディ政権は3期目に入った。延長コードはずっとこのままであってほしい。(インド)
▽ベトナムであいさつと同じくらい使う単語イット
これまでに習得した数少ないベトナム語の中で、あいさつと同じくらい多用している単語は「...