実の夫婦がタッグを組み、リアルな夫婦の物語を描き出した。渡辺ペコによる人気コミック「1122 いいふうふ」がアマゾンプライムビデオで連続ドラマ化、配信されている。公認不倫やセックスレス、不妊治療などのトピックに触れながら、30代半ばの夫婦が直面する葛藤を表現。恋愛映画の名手と呼ばれる今泉力哉が監督、妻の今泉かおりが脚本を務めた。初の夫婦合作に2人は何を思うのか。創作における衝突や私生活での2人の関係性まで聞いた。
※お二人のインタビュー動画の情報が記事末尾にあります。
【目次】
(1)最初は深く考えていなかった
(2)犬にほえられる監督
(3)原作の雰囲気で
(4)イメージと違った岡田将生
(5)前半はびびっていた
(6)不器用さといじらしさ
(1)最初は深く考えていなかった
▼記者 原作を読んだ時の感想は?
★力哉 これまでもオリジナル作品で浮気や不倫を扱ってきたんですが、今回は2人でいることを諦めずに試行錯誤していること、登場人物たちの葛藤が面白かった。原作ものの場合、どれだけヒットしていても、自分が面白がれないときは、他の方が監督した方が良いと思うので断るのですが、今回はやりたいと思いました。
▼記者...