「水のように空気のように」言葉に寄り添う文字を作る

 「歴史の先端にいる」という意識で【生き抜く】「書体設計士」

  •  松本文字塾で受講生を前に明朝体の仮名作りを指導する鳥海修(前列左)。講義はデザインの技法だけでなく、文字の歴史にも及ぶ=2024年4月、長野県松本市
  •  繰り返し手で書いた平仮名を別の紙になぞる松本文字塾の受講生=2024年4月、長野県松本市
  •  松本文字塾で書体について講義する鳥海修=2024年4月、長野県松本市
  •  松本文字塾で筆ペンで平仮名を書く受講生=2024年4月、長野県松本市
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 シャープペンシルを握る鳥海修(69)の手が、1枚の紙の上をすっすっと上下左右に動く。周りで顔を寄せ合う人たちが0・3ミリの芯の先を凝視している。目で追うのは、明朝体で書かれた平仮名の「み」。場の空気...

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