単独公演だけの世界観目指す 漫才師「キュウ」インタビュー

  •  「キュウ」のぴろ(左)と清水誠=東京都内
  •  漫才を披露する「キュウ」のぴろ(左)と清水誠=東京都内
  • ぴろ
  • 清水誠

 お笑いコンビ「キュウ」の第九回単独公演「Q」がスタートした。東京、名古屋、大阪で4公演を実施。8月8日に東京都杉並区の座・高円寺2で開かれた初日公演の直後にインタビューし、単独公演やM―1グランプリへの思いを聞いた。

 

【キュウ】ぴろと清水誠が2013年にコンビ結成。ゆっくりなテンポで不条理で不可解な漫才を繰り広げる。「M―1グランプリ2022」で決勝に進出した。

▼記者 公演テーマの「『無い』から『在る』は生まれてくる」に沿って、オール新ネタの漫才を展開。一つ一つのネタは独立しているにもかかわらず、約70分の公演が終了した後には、1本の芝居を見たような感覚になりました。単独ではこういった構成にこだわっているのでしょうか。

●ぴろ そうですね。単独をやるといって、ネタを何本もやるだけのライブだとあんまり意味がないなと思っています。普通のネタならライブに来れば見られるので。毎年、単独だけの世界観を作るようにしていて、この単独全体で1本の何かを見たような満足感を目指しています。

▼記者 他の芸人さんが単独ライブをやるとき、賞レース向けの強いネタを作って試す場の意味合いが強いと思います。また賞レー...

残り 1850 文字
このページは会員限定コンテンツです。
会員登録すると続きをご覧いただけます。
無料会員に登録する
会員プランを見る
会員登録済みの方
この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事