韓流ブームの先駆けになったドラマ「冬のソナタ」のヒロインとして一世を風靡したチェ・ジウ。7年ぶりの映画出演となった「ニューノーマル」は、新たな挑戦となるホラーだ。日本公開が始まったのに合わせてインタビューに応じ、経験のない役柄に挑戦した心境などを語った。
「ニューノーマル」はオムニバス形式のホラー。第1話では、女性を狙った連続殺人事件が世間をにぎわす中、ソウルのマンションで1人暮らしをするヒョンジョン(チェ)の元を、中年男が火災報知機の点検を理由に訪ねるが…。
「最初は出演をためらった。果たして私にできるだろうかと思った」。脚本自体は奇抜で面白かったが、演じてきた恋愛もののヒロインなどとは全く異なるタイプの役を、なぜ自分にオファーしたのか。
チョン・ボムシク監督に尋ねると、脚本執筆時から意外な人物に演じてもらいたかったと説明された。「これまでにやったことのないキャラクターで新しい姿を見せられると言ってくれたので、監督を信じて挑戦しようという気になった」
今作はマッチングアプリやインターネット掲示板など現代的な道具立てを用いつつ、人間の思わぬ裏の顔が不意に表れ、いつ何が起こるのか分から...