「アユ捕った、捕った」 新温泉・岸田川祭り 親子連れら、串打ち体験も

 清流の景観保持や生態系に関心を持ってもらおうと、毎年夏休みに実施している恒例の「岸田川祭り」が17日、新温泉町七釜の岸田川と田君川の合流地点の河川敷であった。参加した親子連れら約120人はアユのつかみ取りや串打ちの体験などを通して、川の恵みを満喫した。

 岸田川漁協と同町女性会(藤井宏子会長)でつくる岸田川の環境を守る会(会長・杉谷勉同漁協組合長)が、親子連れが参加しやすいこの時季に開催している。

 つかみ取りは、15~20センチのアユ約300匹が水路に用意され、子どもたちは水中を素早く逃げるアユを捕まえようと悪戦苦闘。水路の端に追い込みながら上手につかんでは「捕った、捕った」「バケツー」などと歓声を上げていた。

 昼食では、同女性会が作ったアユの身がたくさん入ったみそ汁が振る舞われたほか、自分たちで串打ちし、焼いてもらったアユを口いっぱいに頬張っていた。

 昨年も参加したという同町対田の谷口華さん(9)=浜坂東小3年=は「つかむこつが分かりたくさん取れた。家で焼いて食べたい」とにっこり。杉谷会長は「身近な川を大切にしてもらうきっかけになれば」と期待を込めた。

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