映画「ナミビアの砂漠」河合優実×生態観察=よくぞ!言葉化前のリアルを山中瑶子監督が【山崎あみ『うるおう』リコメンド#85】※音声連動記事

  •  (C)2024『ナミビアの砂漠』製作委員会
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  •  山崎あみ

 河合優実さん主演で自由に映画を撮れるなら、退屈そうで、矛盾だらけなキャラクターで、河合さんの身体性も生かしたい―。1997年生まれの山中瑶子監督がオリジナル脚本で臨んだのが、「ナミビアの砂漠」(9月6日公開)です。

 冒頭、どこかの駅前の雑踏を広く捉えたカメラが、主人公カナにぐーっとズームしていくと、ひたすら彼女を写していきます。

 無気力で、同居する男を乗り換え、毒づき、取っ組み合いの大暴れ、おなかがすく。生態観察映画なのですが、共感もします。例えば、喫茶店で目の前の友達の話に飽きてくると、隣席の会話が大きく聞こえて…など「あるある」多々。

 山中監督と同年生まれの私には、普段感じていても言葉にしていなかった現実を、よくぞ映像化してくれました!という面白い場面や「このセリフいいな」があちこちにあって、詳しくはYouTube番組「山崎あみ『うるおう』リコメンド」(略称うるりこ)第85回で記者さんとお話ししています。河合さんと山中監督の、出会いから今作誕生に至る偶然の重なりも含めて、ぜひ聴いてください。<ラジオDJ・モデル>

 ※「ナミビアの砂漠」はカンヌ国際映画祭・監督週間に出品、国際批評家...

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