留学生らと池きれいに 鳥取市気高町殿 清掃や収穫通し交流

 鳥取市気高町殿で、地域の活性化と景観維持を目的とした「鳥取大留学生と殿交流会」が開かれた。殿の清水の恵を守る会(細谷星一会長)が主催し、4回目。ケニア、インドネシア、バングラデシュ、韓国など8カ国から留学生13人と鳥大生5人、逢坂村づくり協議会スタッフなどが参加し、布勢平神社の池の清掃などを行った。

 清掃は地域住民が年6回ほど実施し、竹ぼうきやタモなどを使って池の中のコケなどを取り除いている。一年中水温が12度を下回る池で足をつけての作業だったが、参加者は楽しみながら取り組んだ。

 清掃後は殿公民館近くの畑で野菜の収穫体験を行い、休憩時間には公民館で同会運営のあおぞらカフェを開催。鳥大生の通訳で留学生がそれぞれの母国の食べ物や自然、建造物などを紹介し、交流を深めた。

 韓国出身で地域学部のパク・ジュンヒさん(21)は「母国ではできない活動と地域に密着した交流ができた。貴重な体験ができてうれしい」と話した。同会の中原晴彦さんは「毎回いろいろな体験を通して楽しく交流できている。地元が元気になり喜んでもらえている」と成果を語った。

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