自由に撮り、魅せる 写真家・池本さん主宰の教室展 鳥取

 鳥取市の写真家、池本喜巳さんが主宰する写真教室「ちりめんじゃこ」の生徒による写真展が、同市栄町のギャラリーそらで開かれている。型にはまらない自由な撮影技法や展示が来場者をアート空間にいざなっている。8日まで。

 10~50代の写真愛好家12人が約120点を出展。木村禅士郎さん=鳥取市=は、段ボールで作った柱状の作品の空洞部分に、電線に止まるカラスなどの写真を貼り付け、くりぬいた箇所からのぞけるように展示。独創的で自由な表現方法が目を引く。

 福本揚子さん=八頭町=は廃村となった同町の柿原集落に放置されていた木製のはしごなどに、現地で撮った写真を飾り、村があった“証し”を表現。ほかにもさらし布に写真を印刷した作品などそれぞれの個性が光っている。

 池本さんは「一人一人、自分の表現を出し切った作品展。唯一無二の世界観を感じてもらえたら」と話している。

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