倉吉市内の町並みを30年以上にわたって撮り続けている「写真人」渡辺誠さん(68)=湯梨浜町宇野=の個展「倉吉物語2024~新時代の胎動~」が、倉吉市文化活動センター「リフレプラザ倉吉」(同市住吉町)で開かれている。13日まで。
新潟県出身の渡辺さんは、1991年に同市へ移住。朝日に照らされる中心市街地に魅了されて以来、「倉吉物語」をライフワークとして市内の様子をカメラに収め続けている。
会場には、JR倉吉駅周辺で行われた「倉吉ばえん祭」や、猛暑の中で開催された「倉吉打吹まつり」のほか、旧国鉄倉吉線廃線跡に咲くアジサイや車の行き交う路上など、昨秋から今夏にかけて撮影した倉吉の「今」を切り取った作品約30点を時系列で展示している。
渡辺さんは「町は生き物。その移り変わりを感じてほしい」と話した。