江府町は１１日の町議会全員協議会で、２０２７年度に同町佐川に開園予定の「保育園らしくない保育園」の完成イメージ図を公開した。保育園と公園が一体になった施設で、子どもたちは多様な人とのつながりを通してさまざまな価値観を学んでいく。
コンセプトは「多様性が府を成し育む社会性」。１階は保育園で、２階は楕円（だえん）型の歩行者空間「オーバルウオーク」を設けた公園。また保育を行わない日は、園内のランチルームを自由に使っていい場所として地域に開放する。
現園舎の老朽化や、休日に子どもを遊ばせる場所がほしいといった子育て世代の声から、これらの課題を同時に解決するための施設を目指した。設計は、公募型プロポーザルで最優秀者となった羽子田＋ＤＯＧ＋グラムデザイン特定設計業務共同企業体。
白石祐治町長は「どこにもない世界一の施設をつくりたい。園児だけでなく広く地域の方にも利用してほしい」と話した。
