インドでデング熱流行、武田薬品とワクチン生産提携

  •  インドの首都ニューデリー郊外のグルガオンで販売されているコンセントに挿して使うタイプの虫よけ製品
  •  韓国の首都圏のマンション価格は右肩上がりで推移している

 デング熱に初めて感染した。本当にひどい経験だった。最高40・0度の高熱を出し、1週間、体の節々が痛み、苦しんだ。回復した今も体の衰弱が続いている。デング熱はウイルスを持った蚊に刺されることで感染する。そのため、最近は蚊を恐れるあまり、夕方の散歩を控えている。また新しい蚊帳を買い、さまざまな種類の蚊よけ製品も調達した。

 政府によるとインドの今年1~6月のデング熱感染者は3万2091人と、前年同期に比べ約75%も増えた。南部のテランガナ州は健康上の非常事態を宣言した。北部ハリヤナ州グルガオンの多くの病院は今、患者で満杯の状態だ。

 武田薬品工業は今年2月、ワクチンの製造でインドの医薬品メーカー、バイオロジカルEとの戦略的提携を発表した。バイオロジカルEが生産するのは、武田薬品工業の4価デング熱ワクチン「QDENGA(キューデンガ)」。生産のいち早い拡大に期待がかかる。

 蚊よけ製品のメーカーは間違いなく大忙しだろう。スプレー、クリーム、ローションと多様なタイプが売られている。報告書によると、インドの蚊よけ製品市場は2023年に4億9600万米ドル(約725億円)規模だった。30年には7億89...

残り 590 文字
このページは会員限定コンテンツです。
会員登録すると続きをご覧いただけます。
無料会員に登録する
会員プランを見る
会員登録済みの方
この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事