中田正子と私(9) 草分け3人の記録 何度も読み返す愛書に

  • 「華やぐ女たち 女性法曹のあけぼの」の執筆のため鳥取を訪れ、事務所前で撮った筆者(左)と中田先生=個人蔵(鳥取市歴史博物館寄託)

佐賀 千恵美

 今から39年前の1985(昭和60)年、私は東京地検の検事を辞めて、3歳と1歳の子の育児と家事をしていた。出版社の人から、日本に女性の弁護士や裁判官が初めて生まれたのはいつかと尋ねられた...

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