鳥取県中部を中心に繰り広げられるサイクリングイベント「グランフォンド倉吉」(鳥取中部ツーリズム協議会主催)が6日、倉吉パークスクエアを発着点に開かれた。県内外から集結した健脚自慢のサイクリストらは、自然豊かな景色を楽しみながらコースをさっそうと駆け抜けた。
同イベントは、サイクリングを通じて地域振興や健康増進を図る目的で企画され、今年で3回目。岡山県蒜山地域や三徳山など獲得標高が3千メートルを超えるロング(162キロ)と、三朝町や鳥取市、湯梨浜町を巡るミドル(82キロ)の2コースが設けられ、東京都や高知県など全国各地から111人がエントリーした。
コース上にある5カ所のエイドステーションでは、うどんやラーメンなど地元グルメ、ゴール地点の倉吉パークスクエアでは、倉吉市食生活改善推進員が手作りした豚汁が振る舞われた。参加者は鳥取の食を堪能しつつ、懸命にペダルを回してゴールを目指した。
ロングコースを完走した岡山市の介護福祉士、西田竜二さん(47)は「途中の坂がしんどかったが、達成感があり気持ち良かった。来年もリベンジしたい」と笑顔で話した。