「第68回鳥取県美術展覧会(県展)」(県、県教委、新日本海新聞社主催)の巡回展が1日、倉吉博物館などで始まった。前期展は洋画、版画、彫刻、写真の計199点が展示され、来場者の目を楽しませている。
今年の県展には8部門に548点の応募があり、285点が入選。倉吉会場では、県展賞や奨励賞を含む入選作品や無鑑査作品など計402点を前期、後期に分けて展示する。
会場には、家族の温かな時間が伝わる人物画や日常の風景を切り取った写真など個性的な力作が並び、初日から大勢の美術ファンが訪れた。三朝町東小鹿の小椋昭一さん(90)は「関心があり、展示を見に来た。丹精込めた貴重な作品を見られて満足」と話した。
前期展は6日まで。後期展は10~15日の会期で、日本画、彫刻、工芸、書道、デザインが展示される。