第一線で活躍したアスリートが実技指導する「ビクトリークリニック」が、鳥取市民体育館で開かれた。講師にバレーボール元日本代表の迫田さおりさんを迎え、小中学生がトップレベルの技術や練習法などを学んだ。
クリニックは同体育館を管理するミズノが子どもたちの競技力向上を目的に、毎年実施している。8日の講習会には午前に小4~6年生約50人、午後に中学生約30人が参加した。
午前の部で迫田さんは、素早くボールの落下点に入るため、山なりに投げたボールを頭の上に置いたボールで受けたり、アンダーレシーブを膝に当てて上げる練習法を伝授。「100%の力で」「もっと早く動いて」とげきを飛ばすなど、現役時代さながらの熱血ぶりで指導した。
スパイク指導を受けた船岡小6年の大川夏帆さんは「低い姿勢で入り、しっかり跳ぶことなどこれまで意識していなかったことを教わった。練習に生かしてもっとうまくなりたい」と話していた。