香美町小代区で子どもたちを地域で育む活動を推進する組織「みかたPTCA」は21日、木製の杵(きね)と臼(うす)を使った「もちつき大会」を同区実山の地域連携センターで開いた。ふるさと教育の一環で、参加した小代小と小代中の児童生徒ら51人が、昔ながらの餅つきを体験した。
この日は、15キロのもち米を用意。地域の特産品作りをする同区秋岡の「やってみよう会」とボランティア活動に取り組む同区広井のJA女性会のメンバーらが講師となって、もちつきを行った。周りの参加者が「よいしょ、よいしょ」と声をかける中、児童生徒たちは順番に杵を振り上げ、力を込めて餅をついていった。
参加者は、完成した餅を小さく切り分けて、手で丸め、きなこやこしあん、のりなど好みのトッピングをして試食を楽しんだ。
小代小3年の井端啓斗さん(9)は「初めてついたけど、予想以上に楽しかった。トッピングがあるからおいしい。もちもちだった」と笑顔で頰張っていた。
みかたPTCAは保護者や教員、住民でつくっており、今年は清掃活動やニュースポーツの体験会などを行った。