【藤岡みなみ 私はこれをあきらめた】つまずき必至、新年の目標設定やめた 忘れる、焦る…ならば週ごとに考えよう

  •  藤岡みなみ
  •  初詣の願い事はゆるふわに「みんなと仲良く」にしました=筆者提供
  •  猪突(ちょとつ)猛進な私は凪でありたい。2025年、淡々と=筆者提供

 新年に立派な目標を掲げるのをあきらめた。30代の初め頃までは、新年には欠かさず目標を設定していたのだが、ここ数年気づいたことがある。その年の目標を1年間覚えていられないのだ。1年どころか、2カ月ほどできれいさっぱり忘れていることが多い。

 たとえ忘れたとしても、目標を設定することに価値はあるだろう。しかし私の場合、掲げた目標がプレッシャーとなり、足を引っ張ることもあった。頑張ろう、頑張ろうと意気込みすぎて、少しでもうまくいかないと焦ってしまう。そうやって毎年スタートでつまずいてきた。そこで私のように焦りがちなタイプは、新年に目標など設定しない方がいいのではないかと考えるようになった。

 例えば今年の休み明け、1月6日からの数日は体調がボロボロだった。毎日片頭痛が治まらず、やらなければならない仕事をこなすことで精いっぱい。ふう、危なかった。もし新年に意識の高い目標を設定していたら、この状況がもどかしくて泣くところだった。よかった。おかげで、なんとかギリギリ乗り越えた自分を褒めることさえできた。

 新年はさわやかすぎる。青い空、すっきり冷たい空気、初詣で訪れた神社の厳かな雰囲気。まだ書き込まれ...

残り 871 文字
このページは会員限定コンテンツです。
会員登録すると続きをご覧いただけます。
無料会員に登録する
会員プランを見る
会員登録済みの方
この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事