倉吉市の倉吉総合産業高生活デザイン科3年の生徒が三朝町特産「三朝神倉大豆」のみそ「神倉」や同町産の米粉を使って商品化したカステラとドーナツの試食会が17日、同校で行われた。生産者や町職員らが参加し、みそのコクとうま味が広がる出来栄えに太鼓判を押した。
地元食材のPRや地域活性化などを目的に、同科が取り組む課題研究の一環。試食会では、生徒たちがみそ製造会社らと連携して試作を重ねてきた過程や味の特徴について説明した後、参加者に振る舞った。
三朝神倉大豆生産者の米原章太郎さん(66)は「甘過ぎず塩辛過ぎず、おいしかった。若い感性でみそをうまくスイーツにしてくれた」と評価。村本心愛さん(17)と日名舞華さん(18)は「みその良さを生かせる商品を開発するのは難しかったが、自信を持てる味に仕上がった。ぜひ味わってほしい」と笑顔で話した。
商品は2月22日午前11時から、倉吉市明治町の打吹回廊で開かれるイベントで販売される。