鳥取マラソン2025(鳥取市、鳥取県、鳥取陸上競技協会、新日本海新聞社主催)は16日、鳥取市の鳥取砂丘オアシス広場「海潮音の森」付近をスタートして市内を巡る日本陸連公認コースの42・195キロで行われ、登録男子は小田俊平(コマネチRC)が2時間18分1秒の大会新記録で頂点に立った。同女子は徳永七海(兵庫県)が2時間58分16秒で優勝を飾った。
あいにくの雨となり、肌寒い中でレースが行われたが、2856人が出走した。6時間の制限時間が設けられ、完走者は2628人だった。完走率は92・0%。一般の男子は谷口晃太(東部消防)、女子は林ひかる(鳥取市)がそれぞれ2連覇を果たした。
カラフルなウェアやレインコートを身に着けたランナーらは鳥取城跡、宇倍神社などの名所や田園地帯を駆け抜け、ゴール地点のヤマタスポーツパーク陸上競技場を目指した。沿道では多くの市民や出場者の家族が声援を送って後押しし、多くのボランティアがエイドステーションで軽食や飲料を配るなど運営を支えた。
ゲストランナーとしてタレントのハリー杉山さん、陸上女子5000メートルで東京五輪に出場した萩谷楓さん、「ミスター駅伝」と呼ばれた岡本直己さん(琴浦町出身、中国電力)が市民ランナーとともにコースを走り、大会を盛り上げた。