「ようこそ、インドネシアへ」。首都ジャカルタの目抜き通りの巨大な電光掲示板に、来訪した日本の石破茂首相と妻佳子さんの写真が映し出された。インドネシア流の派手やかな「おもてなし」に少しほっこりした。
首相とプラボウォ大統領の会談は、各紙が伝えた。有力紙コンパスは1面トップで両首脳の写真を大きく掲載。マレーシアとインドネシアを歴訪した石破氏は会見で「両国が日本を思ってくれるほど、日本は両国を思っているだろうか」とも述べた。
首相就任後初の2国間外交で9~10日にマレーシアを訪れたのに続き、12日までインドネシアを訪問。安全保障やエネルギーを中心とした経済分野に加えて、プラボウォ政権の目玉政策の給食無償化でも協力を深めることで一致したほか、プラボウォ氏を今年中に日本へ招待する意向も伝えた。
当地の友人は日本語を一生懸命勉強したり、日本の文化やアニメに高い関心を寄せたりする人が多い。日本食も人気だ。一方、日本でインドネシア語を学ぶ人は少なく、文化や食の魅力もいまひとつ伝わっていない。日イが両思いとなるよう、友人たちへ魅力を伝える草の根活動を続けていこうと思う。(インドネシア)
▽売れ筋出れば...