「映画ドラえもん のび太の絵世界物語」(3月7日公開)の完成報告会が東京都内で開かれ、ドラえもん役の声優水田わさびらが登場した。水田は「オリジナルストーリーでありながらも藤子・F・不二雄先生の世界が詰まっている。かわいさと壮大さ、重さ、激しさが絶妙なバランス。見終わった後、震えて立てませんでした」と話した。
ゲスト声優で、謎が多い美術商人パル役を演じた俳優鈴鹿央士は「小さい頃からほぼ一緒に育ってきたドラえもんの世界に入ると考えると、楽しみで仕方なかった」と喜んだ。初めて映画を見て泣いたのは2006年公開の「映画ドラえもん のび太の恐竜2006」を観賞した時だという。
05年に声優陣が一新された後の映画で、水田は「うれしい! 私たちのドラえもんを見て、こんなすてきな立派な俳優さんが(世に出た)。鈴鹿君の人生に少し携われていることに感動しました」と語った。
ジャイアン役の木村昴は「見せ場、今回もございます」と、映画版でおなじみの格好いい場面をアピールした。
報告会には他に、スネ夫役の関智一、しずか役のかかずゆみ、王妃役の藤本美貴、寺本幸代監督が出席した。