「日本海新聞ふるさと大賞2024」の日南町の部表彰式が13日、同町役場で開かれ、地域貢献賞1団体、スポーツ文化功労賞1人が表彰された。
地域貢献賞は、地域で親しまれてきた銭太鼓の演奏技術の伝承に取り組む「霞愉楽会」(佐藤由美代表、21人)が受賞。メンバーは幅広く、子どもや町内在住の外国人も参加しており、さまざまな世代や人材、文化の交流が生まれるコミュニティーにもなっている。
スポーツ文化功労賞は、第59回鳥取県高校総体で男子ハンマー投げと砲丸投げで2冠に輝いた小竹颯人さん(18)=倉吉総合産業高3年=が選ばれた。中国総体ではハンマー投げで優勝。円盤投げでも3位入賞し、2種目でインターハイへの出場権を獲得した。
表彰式には、青戸晶彦教育長や日本海新聞ふるさと創り事業団の篠原天理事と地元の販売店主らが出席。青戸教育長が「霞愉楽会の皆さんは銭太鼓の普及活動に尽力し、公演を通じて地域に活力を与え、絆を強くしてきた。小竹さんはさらに研さんを積み、より大きな舞台での活躍を期待している」と祝辞を贈った。
受賞者を代表して佐藤代表が「このような賞をいただき喜んでいる。これも皆さんのおかげと感謝している」と謝辞を述べた。