米子市美術館で開催中の「MINIATURE LIFE(ミニチュアライフ)展2~田中達也 見立ての世界~」(米子市、新日本海新聞社など主催、山陰酸素グループ特別協賛)は15日、週末に作品鑑賞を楽しむ家族連れや友人グループなどでにぎわった。24日まで(会期中無休)。
会場では、ミニチュア写真家で見立て作家の田中達也さんによる立体作品や写真パネルなど約170点を展示している。来場者らはダブルクリップを待合室のベンチに見立てた作品「しばらくここで待ってクリップ」などの前で足を止めては、スマートフォンで写真や動画を熱心に撮影。子どもたちも「すごい」などと声を上げて小さな作品の細部まで見入り、見立ての面白さに目を輝かせていた。
倉吉市から親子3人で訪れた伊藤明子さん(40)は「作品だけでなく題名もユーモアがあって、くすっと笑える感じでよかった」と話し、長女の花奈さん(10)は「面白かった。おすしの作品がよかった」と満喫していた。(平塚千遼)