ステップアートお披露目 県美の開館控え倉吉駅 ブリロの箱をデザイン

 鳥取県立美術館(倉吉市駄経寺町2丁目)の開館を控えた16日、同館の目玉所蔵品であるアンディ・ウォーホル作「ブリロの箱」をデザインしたステップアートがJR倉吉駅南口の階段に登場した。除幕されると早速、市民らがスマートフォンなどで記念撮影するなどして楽しんだ。8月ごろまで設置される。

 

 ステップアートは、同館開館の機運を高めようと、県立美術館活用推進協議会が企画した。駅利用者らが撮影した動画や写真が交流サイト(SNS)などで広く発信され、多くの人に知ってもらうのが狙い。

 大きさは縦16メートル、横2・7メートルで、全40段の階段に装飾された。大量生産、大量消費を表現した作品の意図に合わせ、32個のブリロの箱を敷き詰めたデザイン。踊り場に立つと、箱の上に乗っているように見える。

 現地であったお披露目式で、広田一恭市長が「ブリロの箱をより印象付けるものになった。地元が盛り上がることを期待している」とあいさつ。県中部総合事務所の木本美喜所長は「倉吉駅にもICOCA(イコカ)が導入された。駅に降り立った皆さんが県立美術館に“行こか”となればうれしい」とユーモアを交えて設置を祝った。

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