先祖しのび思い思いに 但馬各地で彼岸の中日

 春分の日の20日、但馬各地の墓地や寺院では、先祖をしのび、朝早くから墓参りする家族連れらの姿が見られた。供え物を手に訪れた墓参者は、思い思いに近況や先祖への感謝を伝えていた。

 雪が残る香美町小代区神水の墓地にも、彼岸の中日に合わせて、季節の花や線香などを手にした人たちが次々と訪れた。

 近くに住む今井咲枝さん(75)は、やかんに入れた水と自宅に咲いたサザンカやキクなどの花を手押し車に載せ、自宅から徒歩で墓参した。今井さんは「お願いごとはせず、無事に生活できていることへの感謝として、先祖に『ありがとうございます』とお礼を伝えている」と話し、墓前で手を合わせていた。

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