JR松江駅の待合室(約50平方メートル)が、特急やくもの新型車両のデザインをイメージした「やくもラウンジ」にリニューアルされ、22日に運用が始まる。車両と駅舎の待合室が新型やくものデザインでまとまり、待ち時間を含めた移動時間の満足度向上につなげる。21日に報道機関に公開された。
やくもラウンジは、米子駅、出雲市駅にすでに整備されていて、松江駅は3カ所目。273系車両のデザインを監修したデザイナーの川西康之氏が、ラウンジをデザインした。
島根県産のスギを使い、出雲、米子両市の家具メーカーが、車体に施されているシンボルマークの雲をイメージしたテーブルとカウンターを制作。28席ある座席の背面には、雲の焼き印が入る。グループ向け座席「セミコンパートメント」で使われているランプと同じデザインのランプが、テーブル上に設置された。
松江駅の安井徳義駅長は、駅構内でさまざまな店舗が増えている点を強調し、「食も買い物も楽しんで、やくもの出発までの時間をリラックスしてくつろいでもらえたら」と呼びかけた。