村岡高(香美町村岡区)は20日、同校の体育館で「第20回記念湯舟川コンサート」と「第25回合同芸術祭」を開いた。同校や村岡中の吹奏楽部の生徒らが演奏を披露し、集まった町民ら約150人は、生徒が奏でる音色に酔いしれた。
コンサートは、同校吹奏楽部の活動の1年を締めくくる演奏会で、住民らに吹奏楽の楽しさを伝える機会にもなっている。今年は20回目を記念し、同部のOB、OGも参加した。
同部は、卒業生も含めた総勢35人で校歌や春来峠、人気映画の主題歌「第ゼロ感」など、計9曲を演奏。日々の練習の成果を発揮して重厚感あるハーモニーを会場中に響かせた。
このほか、同校の民謡集団「蘇武」による南中ソーランや新屋芸能同好会(同町小代区)による舞踊劇の披露も行われ、来場者は芸術を満喫した。
村岡高2年で同部の小谷百可部長(17)は「多人数で演奏できる貴重な機会なので楽しい。みなさんが手拍子を打ってくれてうれしい」と同部の先輩や観客に感謝していた。