弓ケ浜コース親しむ 開通5周年で清掃や教室

 米子、境港両市にまたがる「白砂青松の弓ケ浜サイクリングコース」の開通5周年を記念するイベントが22日、コース周辺であり、約200人が清掃活動やサイクリング教室を通じてコースへの愛着を深めた。

 同コースは鳥取県が整備し、2020年3月に日野川河口(米子市皆生新田3丁目)から境夢みなとターミナル(境港市竹内団地)まで15・8キロが全線開通。イベントは、同コースを含む「鳥取うみなみロード」のナショナルサイクルルート(NCR)指定の機運を醸成しようと県が開いた。

 コース沿いの弓ケ浜公園(米子市両三柳)で開会式があり、県西部総合事務所の中原美由紀所長が「サイクリングコースは景観が素晴らしい上に高低差が少なく、幅広い年代に利用してもらっている。きれいにしてさらに魅力を高めたい」とあいさつ。参加者は同公園を中心に約2・5キロを清掃し、松林や砂浜で発泡スチロールやペットボトル、空き缶などを拾い集めた。

 サイクリング教室は小学生12人が参加。同公園から弓ケ浜展望駐車場(同市富益町)まで往復約7キロを走り、自転車の安全走行を学んだ。

 家族5人で参加した同市永江の国貞歩子さん(9)=尚徳小3年=は「きれいなコースを台無しにしないよう、これからもごみを拾って自然を守りたい」と話した。

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