本高・古海古墳群調査意義を解説 鳥取で考古学講演会

 鳥取市のとりぎん文化会館で22日、考古学講演会「鳥取における前方後円墳の出現と展開」が開かれ、鳥取大の高田健一教授らが同市内の本高・古海古墳群の価値や調査の意義を解説した。

 講演会は、古墳時代前期中ごろに造られた鳥取県内最古の前方後円墳「本高14号墳」など多数の古墳がある、同市内の千代川左岸の本高・古海古墳群の研究成果などを広く知ってもらおうと開催された。

 パネルディスカッションで県埋蔵文化財センターの森本倫弘さんは、同時期に造られたとみられる同古墳群内の二つの古墳の形状の違いを指摘し「これがどういう意味を持つのか」と今後の研究の課題を挙げ、高田教授は「本高・古海古墳群の歴史をひもとくことは、鳥取平野の歴史を研究するうえで非常に重要なパーツ」と訴えた。

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