鳥取県境港市の境港に28日、国際クルーズ船「アザマラ・パシュート」(3万277トン)が初寄港した。米国人を中心とする約650人の乗客が境夢みなとターミナル(同市竹内団地)に降り立ち、水木しげるロード(同市)やとっとり花回廊(南部町)、出雲大社(出雲市)などを観光した。
同船は、米国の船会社「アザマラ」が運航。23日に神戸港を出港し、約2週間で日本を周遊するクルーズの途中で訪れた。
船内で歓迎式典があり、カール・スミス船長が「日本海側の港に立ち寄るのは初めてで、うれしく思う。心温まる歓迎に感謝している」とあいさつ。地元関係者と船長らが記念品を交換した。同船はこの日夜、韓国・釜山港に向けて出港した。
境港には今年、11月までに計44回のクルーズ船が寄港する予定。次回は4月2日、豪華客船「クイーン・エリザベス」が寄港する。