水彩画教室を通じて交流を深めた3人による水彩画展が、倉吉市米田町のティーラウンジ・ダイアナで開かれている。市内を中心に鳥取県中部の風景をそれぞれの画風で描いた作品が、訪れた人を魅了している。30日まで。
県立美術館の開館を祝おうと、画家で絵画教室講師の内田雪絵さん=三朝町余戸、水彩画を学ぶ本内俊彦さん=同市堺町2丁目=と奥田美智子さん=同市上井町=が開催。今展では、計13点を展示している。
内田さんと本内さんは、小川氏庭園や打吹山、緑の彫刻プロムナードなどの風景を透明水彩の優しい色合いとタッチで表現。旧国鉄倉吉線廃線跡の竹林をアクリルで力強く描いた奥田さんの作品は、迫力ある構図と筆遣いが目を引く。
3人は「倉吉には美しい風景がたくさんある。県立美術館を訪れた人が、まちを巡ろうと思えるきっかけになれば」と話した。