日本海新聞の「社会人のための新聞講座」が10日、米子市昭和町の美保テクノスで開かれた。同社とグループ会社の新入社員ら19人が受講し、社会生活に役立つ新聞の活用法を学んだ。
新社会人らに新聞に親しんでもらおうと実施している本紙のNIB(ビジネスに新聞を)活動の一環。
本紙の沢田圭太郎西部本社総局長が講師を務め、新聞の特徴などを説明。「記事の案内板である見出しやリード(前文)を読めば記事の概要が分かる」と記事の読み方を伝えた。
重要な事柄を最初に書く「逆三角形」の記事構成や、情報伝達の要素「5W1H」についても解説。受講者は当日の紙面を開き、記事からニュースの要点を効率的に読み取った。
受講した美保テクノスの久冨英樹さん(24)は「漫然と情報を集めているのではなく、新聞としての構成を考えて紙面が作られていることが分かった。今後、取引先との会話につなげていくことができたら」と話した。