水木ロード30周年祝う 境港で妖怪ら記念式典

 境港市の水木しげるロードの誕生30周年記念式典(市、同ロード振興会、境港観光協会主催)が16日、同市大正町の駅前公園で行われ、関係者ら約200人がロードの一層の魅力アップを誓った。

 同ロードは1993年7月18日、同市出身の漫画家、故水木しげるさんの作品に登場する妖怪のブロンズ像23体を整備してオープン。2018年にはリニューアルし、バリアフリー化。現在、水木しげる記念館(同市本町)からJR境港駅前まで延長約800メートルに177体のブロンズ像などが整備されている。

 式典では伊達憲太郎市長が「官民一体のオール境港で山陰を代表する観光地に育て上げてきた。さらに魅力アップを図っていきたい」とあいさつ。水木さんの妻武良布枝さんから「ロードと共に、水木しげるの人となりを思い出していただけたらうれしい」とメッセージが寄せられた。

 関係者らは、鬼太郎や悪魔くんの着ぐるみ4体とくす玉を割って誕生30周年を祝った。鬼太郎音頭保存会が踊りを披露し、さかいみなとウインドアンサンブルの演奏が花を添えた。

 家族4人で訪れた滋賀県守山市の会社員、金谷俊紀さん(40)は「3月に初めて訪れて息子2人が妖怪のファンになった。今日は式典に立ち合えてラッキーだった」と話した。

 同ロードの入り込み客数は6月末現在、累計4242万2803人。

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