拍動展

拍動展

 鳥取市今町2丁目の丸由百貨店で6日、障害者支援施設ヴェルヴェチア(倉吉市大宮)の利用者で車いすの書彩家、高橋俊和さん(48)らによる作品展示「拍動展」が始まった。初日は高橋さんが左足で書を描く生書道パフォーマンスがあり、訪れた客は和紙に力強く筆を走らせる姿に目を奪われていた。8日まで。

 脳性まひの影響で手足に障害がある高橋さんは学校で書道と出合い、書彩家として活動。比較的動きやすい左足で筆を使い、一筆一筆に力のこもった、迫力のある作品を生み出す。会場には高橋さんの作品を中心に、施設利用者がレクリエーションを通じて制作した書や絵など約30点が展示されている。

 パフォーマンスで高橋さんは、縦2・5メートル、横1メートルの和紙に「拍動」の文字を描き、「作品に生きざまを表現しました」と出来栄えを語った。同施設の河本達郎課長(49)は「高橋さんの作品は元気をもらえる。この作品展を機に、たくさんの方に高橋さんたちの作品に触れてもらいたい」と来場を呼びかけた。

会場 丸由百貨店
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