【アソまなビ#7】さいたま市の鉄道博物館 運転士や車掌になりきろう シミュレーター充実

  •  蒸気機関車(SL)C57を載せて回転する転車台=さいたま市大宮区
  •  「団子鼻」の愛称で親しまれた初代新幹線「0系」の先頭車両=さいたま市大宮区
  •  「E5シミュレータ」で時速320キロの 運転に挑戦する来館者=さいたま市大宮区
  •  「車掌シミュレータ」で車内放送を行う来館者=さいたま市大宮区
  •  精巧に作られた鉄道ジオラマ。線路の総延長は約1200メートルもあるという=さいたま市大宮区

 鉄道博物館(さいたま市大宮区)は2007年秋に開館し、人と鉄道が築いてきた歴史を学べる場だ。電車の運転を体験できるシミュレーターなどの施設が充実しており、今年2月には来館者が1300万人に達した。

 JR大宮駅から埼玉新都市交通伊奈線(ニューシャトル)で一駅。鉄道博物館駅で降りてプロムナードを徒歩約1分、南北約600メートルに及ぶ博物館の中央から入館する。「3時間もあれば一通りは観覧できますが、ランチを挟んで一日中いらっしゃる方もいます」と広報担当の杉田典子さん。

 まずは、36両もの実物車両が一堂に会する博物館最大の展示室「車両ステーション」へ。車両の向きを自在に変えられる転車台の上では、優美な造形から“貴婦人”の愛称で親しまれた蒸気機関車(SL)C57がひときわ大きな存在感を放つ。

 転車台の周りには旧国鉄時代の懐かしい特急列車や機関車がずらり。壮観だ。午後3時になると、転車台は汽笛の合図とともに約10分で1回転する。汽笛が展示室全体に響き渡ると、子どもたちから「すごい!」と歓声が湧き起こった。

 18年に新しくオープンした「南館」では、運転士や車掌などになりきって、鉄道を支えるさまざま...

残り 494 文字
このページは会員限定コンテンツです。
会員登録すると続きをご覧いただけます。
無料会員に登録する
会員プランを見る
会員登録済みの方
この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事