「言いたいことはめっちゃある。その中でピックアップした、例えば1行のせりふに、いろいろな感情を乗せていく。それは楽しくもありますし、難しくもあります」
中山優馬が「WOWOW×東海テレビ共同製作連続ドラマ ギフテッド Season2」(14日放送開始)で演じる探偵・八雲穂積は、言葉少なに存在感を見せる。
警視庁捜査1課の刑事・天草那月(増田貴久)と「暗殺」を家業とする高校生の四鬼夕也(浮所飛貴)が事件を捜査する中で敵役として登場。夕也と同じく人を自殺や殺人に誘導する特殊能力を使う「裏の顔」を持つ。
中山は八雲を「殺人鬼だが、かわいいと思っている。特殊能力のために人には理解されない苦労があった」と受け止める。特殊能力を発揮するのは、ある目標達成のため。「身近な人が亡くなるなど、いろいろなことが重なって抱いたコンプレックスと復讐心が深層心理として存在するのです」
中山自身も「ある種の復讐を達成したり、コンプレックスを解消したりするために、やっているのではないか」と俳優生活を振り返る。
近年は複雑な役で好演。2017年にはWOWOWのドラマ「北斗」で、両親から激しい虐待を受けて殺人者となる...