県内作家の力作ずらり 県展米子巡回展始まる

 「第67回鳥取県美術展覧会(県展)」(県、県教委、新日本海新聞社主催)の巡回展が14日、米子市美術館で始まった。洋画、日本画、版画、彫刻、工芸、書道、写真、デザインの8部門414点が展示され、来場者が県内作家の力作を楽しんでいる。22日まで。

 初日は審査員らによるギャラリートークがあり、洋画部門の審査員は「鳥取県は他県よりも抽象画の出品が多い。絵に大切なのは感覚で、そこから自分の世界を広げていくことが大事」と紹介。県展賞のKendaiさん=倉吉市=の洋画「見上げれば、天の川」を「目で見た天の川と頭の中を融合している」と高い表現力を評価した。

 デザイン部門の審査員は「県展賞の『攻まる、ニッポン有事』は時勢を捉えており、作品のテーマをきちんと表現できている」と講評した。

 同部門で初入選した境高3年の久保田英心さん(18)は「いろんな人の表現を見て刺激を受けた。作品づくりに生かしたい」と熱心に鑑賞していた。

 巡回展は倉吉未来中心(前期26~28日、後期11月1~3日)でも開かれる。

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