広瀬香美「世界観発信できる歌い手を」

「歌姫ファイトクラブ!!」

  •  広瀬香美。「指導に熱が入りすぎて、審査というよりレッスン番組みたいになってしまった」
  •  オーディション番組「歌姫ファイトクラブ!!」の一場面。審査する広瀬香美(☆(○の中に小文字のC)NTV)
  •  オーディション番組「歌姫ファイトクラブ!!」の一場面。顔が見えないようにマスクを着けた参加者(☆(○の中に小文字のC)NTV)

 シンガー・ソングライターの広瀬香美が「新時代の歌姫」を発掘するオーディション番組「歌姫ファイトクラブ!! 心技体でSINGして!」が、動画配信サービスHulu(フールー)で配信中。広瀬は「ただ歌が上手なだけでなく、自分の考えや世界観を発信できる人を世に送り出したかった」と狙いを語る。(共同通信=高田麻美)

 応募があった1457人の中から、広瀬が独自の基準で合格者を絞り込んだ。最大の特徴は、参加者がおそろいのマスクを着けて審査に臨むこと。広瀬が見た目や年齢に左右されず「歌声」に集中するためのシステムだ。

 審査を通じて、交流サイト(SNS)を使い慣れた世代の、高いセルフプロデュース力に感心したという。「自分の若い頃は、何も考えず歌うだけ。今の人は自分がどう審査されたいか、きちんと考えてアピールしてくるので、私も勉強になった」と話す。

 一方で、目の前のマイクやスマートフォンに最適化した歌い方には疑問を呈した。「大きなステージで、満員の観客に声を届けられるのがプロ」。審査の過程で参加者をあえて大ホールに立たせ、腰やふくらはぎの動きから「全身で声を出せているか」を見極めた。

 「喉だけでも大声は...

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