囲碁ファン、注目の対局満喫 湯梨浜町で女流本因坊戦大盤解説会

 湯梨浜町はわい温泉の望湖楼で開かれた囲碁の第42期女流本因坊戦(新日本海新聞社、共同通信社主催)5番勝負第2局の大盤解説会が16日、同所で行われた。4期連続7度目のタイトルを目指す藤沢里菜女流本因坊(25)と、挑戦者の上野梨紗二段(17)による注目の対局を一目見ようと、大勢の囲碁ファンが詰めかけた。

 同所で女流本因坊戦が開催されるのは3年ぶり。12日に岩手県花巻市で行われた第1局は上野二段が先勝し、勝敗の行方が衆目を集めた。対局が中盤を迎えた午後2時から、岩田紗絵加二段(26)を聞き手に金秀俊九段(44)が解説。盤面の情勢だけでなく、幼いころの藤沢女流本因坊の逸話や2人が出場したアジア大会など、プロ棋士ならではの情報も織り交ぜた。

 倉吉市上灘町の野口誠さん(85)は「分かりやすくユーモアもある楽しい解説。日本のスター同士の対局で、はらはらしながら聞いていた」と満喫。学生時代に囲碁のインストラクターとして活躍した米子市出身の神戸弥帆さん(25)は「有名なタイトル戦が湯梨浜町で開催されて感謝している。どきどきの展開」と、対局に見入った。

 棋士のサイン色紙の当たる抽選会も行われ、会場を盛り上げた。

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