人気声優による「紙芝居キャラバン」が17日、松江市内の3小学校を訪問した。アニメ「ドラえもん」の「のび太」役で知られる大原めぐみさんが紙芝居を読み聞かせ、プロの表現力で子どもたちを魅了した。
鳥取、島根両県の300近い企業、団体、個人が賛同し山陰合同銀行に事務局を置いて活動する「小さな親切」運動山陰本部が2005年度から、小さな親切の輪を広げようとキャラバンを派遣。本年度は鳥取、米子、松江、出雲4市の計12の小学校を回る。
このうち松江市浜乃木5丁目の乃木小では、1年と3年の約300人が参加。披露された3話のうち、小さな親切作文コンクールの入賞作を基にした「やさしいこころ」では、大原さんが声を変えながら何役も演じ、親切によって人の心が温かくなることを伝えた。
3年の山田陽葵さん(8)は「優しい心を持つことの良さを知ることができて良かった」と話した。